中国国務院新聞弁公室(国新弁)が9月16日に開催した記者会見で、国家統計局は2019年8月の主要経済指標を発表した。国家統計局は、今年1-8月の国民経済が適切な水準で推移し、構造合理化の流れを変えずに安定しつつ進歩しており、中国が通年の成長目標を達成する基盤、条件、自信を備えているとの見解を示した。
国家統計局の統計によると、今年1-8月のサービス業生産指数は前年同期比7.0%増、一定規模以上企業の鉱工業生産は5.6%増、社会消費財小売総額は8.2%増、固定資産投資は5.5%増だった。物価をみると、1-8月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は2.4%で、通年目標の範囲内に収まっている。
国家統計局報道官の付凌暉氏は、これらを総合的にみると、物価が安定し、通年目標の範囲内に抑えるための基盤と条件が備わっていると説明した。
また、今年1-8月の輸出入総額は前年同期比3.6%増、うち輸出は6.1%増となり、EUやASEANなどとの輸出入が比較的高い伸び率を保った。1-8月の外資使用額は6.9%増、1-8月の都市部新規就業者は984万人で、通年目標に対する進ちょく率は89.5%に達した。1-8月の鉱工業生産は5.6%増と、伸び率が1-7月に比べ0.2ポイント低下した。