国務院新聞弁公室がここ数日に開いた中国郵政業改革発展成果発表会で、国家郵政局の馬軍勝局長は、新中国設立70年来、特に中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、郵政業は劇的に変化し、郵政体系は国家戦略的インフラと社会組織システムになったと述べた。郵政業は現代サービス業の重要な部分、流通方式のモデル転換と消費グレードアップを促す現代の主導産業であり、国の経済・社会の発展と人民の生活改善にますます重要な基本的役割を果たしている。
馬軍勝氏は、1949年の中国の郵政業務量はわずか1億6000万元だったが、2018年には1兆2345億元に7700倍以上になったと紹介。宅配サービスが誕生し、業務規模は最大となり、宅配業務量は1988年の153万件から2018年には507億件に増加し、年平均伸び率は41.5%に達した。2018年の全国の宅配業務収入は6038億元で、郵政業務収入の76.4%を占めた。中国は世界一発展が速く、活力のある新興の宅配市場になり、宅配量は米、日、欧などの先進国の合計を上回り、世界の郵政業の原動力と安定器になっている。
インフラも絶えず整備されている。70年の大規模建設を経て、航空、鉄道、道路などの多種の交通輸送方式を総合的に利用し、都市をつなぎ、全国をカバーし、世界をつなぐ現代的な郵送と宅配サービスのネットワークを形成した。
馬軍勝氏は「70年の発展を経て、郵政業の運営効率は上昇し続け、科学技術の応用レベルは大幅に向上し、新業態が次々と登場し、企業の実力が大幅に高まり、関連産業との関係がより密接になった。業界の質の高い発展は色が純粋で地色が明るく、基礎がしっかりとしている」と話した。馬軍勝氏によると、2018年までに、全国に200カ所以上のスマート仕分けセンターが完成し、電子送り状の使用率は96%を超え、各部分の処理効率は大幅に向上した。32万個のスマート宅配ボックスが導入され、使用率は11.3%に上昇した。
郵政業は人民の生活レベルの持続的向上を後押しした。70年の努力を経て、郵政サービスのアクセシビリティとバランスは絶えず向上し、宅配サービスは都市部をカバーし、村に拡張している。統計によると、2018年までに全国に村の郵政営業所17万8000カ所、「郵楽購」営業所61万カ所が完成し、郷鎮の宅配営業所カバー率は95%を超え、村直接郵便体制がほぼ確立した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月21日