中国国家エネルギー局局長の章建華氏は先ごろ、国務院新聞弁公室で開かれた記者会見で、新中国成立後の70年間で中国の一次エネルギー生産量が150倍余りに増加し、うち天然ガス生産量が2万倍超に増えたと紹介した。中国のエネルギー供給構造は合理化と質の向上が続き、石炭、石油、天然ガス、原子力、新エネルギー、再生可能エネルギーによるマルチ駆動の多様な供給体系が構築されたとしている。
中国は70年間で、エネルギー工業基盤が「一窮二白(経済的に貧しく、文化的にも遅れている状態)」から世界のエネルギー生産大国へと発展し、エネルギー発展で世界が目を見張る成果を上げた。
エネルギー生産は、供給不足から全体的に余裕のある状態へ、マルチ駆動による強靭かつ保障体系が整備された新しい道を歩んでいる。70年にわたり、中国のエネルギー供給構造は合理化と質の向上が続き、石炭、石油、天然ガス、原子力、新エネルギー、再生可能エネルギーによるマルチ駆動の多様な供給体系が構築された。
章建華氏によると、2018年の中国の一次エネルギー生産量は37億7千万トン(標準炭換算)に上り、1949年比で158倍に年平均7.6%増加した。うち石炭生産量は36億8千万トン、原油は1億9千万トン、天然ガスは1600億㎥、発電量は7兆1118億kWhで、それぞれ1949年に比べ114倍増、1574.9倍増、22894.7倍増、1652.9倍増となった。石炭火力、水力、風力、太陽光の発電設備容量は世界トップで、原子力の発電設備容量は世界第3位、建設中規模は世界第1位となっている。「西気東輸(西部から東部への天然ガス輸送」、「西電東送(西部から東部への送電)」、「北煤南運(北部から南部への石炭輸送)」などの重大ルートを建設し、東西横断、南北縦断、全国網羅、海外接続のエネルギーパイプライン網を確立した。