広州徳威国際貨運代理有限公司の責任者、唐大雁氏は、東南アジアや南アジア市場の開拓に力を入れる企業もあると紹介した。同社は、大手ECサイト「淘宝(タオバオ)」や、「京東商城(JD.com)」、「拼多多」のマレーシアの顧客向けに、広州での倉庫保管サービスを提供。主に日用品や家電、家具などを取り扱っている。このひと月でマレーシアにコンテナ10本を発送し、今年に入ってからの取扱量の伸びは20%以上に上った。インド市場については衣料品や日用雑貨の空輸が主力で、ひと月の取扱量は30トンに上るという。
深セン美林聯合国際貨運代理有限公司ロシア事業部の馬宇婷・経理は、当社はロシア向けにLCL貨物(混載貨物)の海上輸送を取り扱っていると紹介。中国製品をウラジオストックに船で運び入れた後、ロシア全土に配送しているという。上海から発送するコンテナはひと月に20本以上、主に日用品や家電、自動車部品を取り扱っており、今年の取扱量は20%以上伸びる見通しだとしている。
『文匯報』は、巨大経済圏構想「一帯一路」のもたらす商機に注目すべきだと指摘。今博覧会には、ベルギーやイタリア、オランダなどの欧州の港湾都市が数多く参加したと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月14日