グローバル化が進む今日、企業は活気に満ちた市場に向かう。今年の中国経済は「安定した成長率」を基礎とした上で、常に「優れた品質」を目指して前進し、力強い発展の強靭性と市場の魅力を示している。投資の活発な中国で、外資系企業は実際の行動で経済の質の高い発展に参加している。2019年第1-3四半期の中国の外資利用状況は大きな価値ある結果を収め、引き続き安定の中で質的向上を目指す良好な動きを維持した。
規模と成長率から見ると、中国の外資利用は持続的に安定成長している。19年第1-3四半期、中国で新設された外商投資企業は3万871社、実質外資利用額は前年同期比6.5%増の6832億1千万元だった。
外資導入の「友達の輪」から見ると、主な投資元国からの投資は安定を維持している。うち、日本、韓国、シンガポールからの投資の伸び率はそれぞれ、4%、28.7%、27.8%だった。「一帯一路」沿線国、ASEANからの実質外資投資額の伸び率は14.9%と17.5%だった。
地域別に見ると、東部・西部地区・自由貿易試験区の外資導入は安定的に伸びている。東部・西部地区の実質外資利用額の伸び率は前年同期比でそれぞれ6.8%と10.8%、自由貿易試験区の実質外資利用額は988億4千万元で、全体の14.5%を占めた。中国商務部研究院外国投資研究所副主任の張菲氏は、「中西部地区のインフラの改善とともに、東部地区との相互補完と融合的発展が段階的に進み、外商投資にとって産業チェーン・サプライチェーン・バリューチェーンでの配置計画に大きな余地を提供した」との見方を示した。