中国のハイテク産業の外資導入は高い伸びを維持している。1~9月のハイテク産業の実質外資利用額は2038億元で39.8%、全体に占める比率は29.8%に達した。ハイテク製造業の実質外資利用額は746億元で13.7%増加、ハイテクサービス業は1292億元で61.3%増加。
張燕生氏は以下の見解を示した。中国は完備された製造業体系を有し、優位性が顕著で、220種以上の工業製品の生産量が世界一となっている。安定して拡大する国内消費市場があり、投資余地が幅広い。世界イノベーション大国となり、技術イノベーションレベルは絶えず向上し、質の高い人材が充足し、インフラネットワークが絶えず健全化され、物流コストは低下している。これらの優位性により、中国は次ラウンドの世界産業移転で競争力を備え、世界のハイレベルのイノベーション要素を引きつけ、集め、整合するのに有利となり、外資利用の質と総合的効果の向上につながった。
参入のネガテイブリストの削減が進む
開放の扉が大きく開かれている。6月末、中国は2019年版全国と自由貿易区の2つのネガティブリストを公表し、農業、製造業、サービス業などの分野の対外開放を拡大した。5回の修正を経て、外資参入のネガティブリストは6年前の190項目から現在は全国版40項目、自由貿易区版27項目に削減された。同時に、外資投資奨励産業リストも大幅に拡張している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月21日