中国電子情報産業発展研究院の劉文強副院長によると、VR産業の生態改善に伴い、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを融合した利益モデルが成熟化し、2019年のVR産業の世界市場規模は1000億元に達する見通し。
中国のVR産業の潜在力は巨大
工業情報化部の苗圩氏は大会で、中国は世界で最もVR産業の革新と起業が活発で、市場受け入れ度が高く、発展の潜在力が大きい地域の1つだと述べた。
例を挙げると、研究開発・製造体系を確立した中国は世界の70%以上のVRヘッドセットを生産し、完備された設計製造能力を有する。また、コンテンツ資源が充実化し、「春節聯歓晩会」や国慶節祝賀式典などの重大活動でもVR中継が行われ、体験性の高い上質のコンテンツが確立している。
苗圩氏は、「特に今年に入り、5Gライセンスが発行され、中国は5G商用化元年に正式に突入し、5GとVRは互いに促進し合い、共に発展し、幅広い市場余地を開拓した」と述べた。
劉文強氏は、技術の成熟、消費グレードアップニーズ、産業グレードアップニーズ、資本の持続的投下、政策支援の5大要素は中国のVR産業の急成長を促進すると見ている。
工業情報化部消費電子製品処の楊旭東処長は大会で、中国のVR産業にはコア技術の不足、コンテンツとサービス教育の欠乏、革新支持体系の不健全、生態利用の不十分などの問題が存在し、技術、標準、製品、応用サービスなどをめぐる産業チェーンのコア部分の連携を強化し、VR産業の発展を共同で推し進める必要があるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月23日