「国家発展改革委員会は革新と規範を引き続き同時に重んじ、PPP形式の積極的な役割をより発揮する」。国家発展改革委員会の高杲秘書長は16日、第4回「中国PPPフォーラム」に出席し、PPP形式の持続的かつ健全な発展は社会資本の投資に対する自信を高め、社会投資の方向を導き、有効的な投資に重要な意義を持たせると発言した。
高杲氏は全国PPP観測サービスプラットフォームの統計を引用し、11月初めの時点で、各地が推し進めるPPPプロジェクトは約7000件、総投資額は約9兆元になったと紹介。うち都市インフラ、社会事業、交通輸送、生態環境保護はプロジェクトと総投資額の約90%を占める。
「緑水青山」から「金山銀山」までをどのようにつなげるかについて、高杲氏は以下のような見解を示した。生態商品の価値論が広く受け入れられ、自然保護は自然価値と自然資本の価値を高める過程、すなわち生産力保護と発展だとされている。生態商品の価値のバランスがとれれば、「荒稼ぎできる」ビジョンを提供し、投資家を奨励するメカニズムを形成することができる。具体的な方法はPPPの理念と同じで、合理的なメカニズム、市場とプラットフォーム、および専門的な企業を構築する必要がある。そうしてはじめて、持続可能な発展の継続的な資金支援を実現できる。
中国人民銀行の統計によると、「十三五」(第13次5カ年計画)期間、中国のエコ経済は毎年、GDPの約3%を投入する必要がある。うち、政府は約10~15%、社会資本は約85~90%を出資する。2019年6月末時点で、全国のPPP総合情報プラットフォームプロジェクトの中で汚染防止・改善とエコ低炭素関連プロジェクトは5000件、投資額は4兆9000億元に達した。