「今年、動力電池産業チェーンは全体的に暗い時期を迎え、ブラック・スワンが飛び交っている」。11月15日、第4回動力電池応用国際フォーラムが天津で開かれた。第4回動力電池応用国際フォーラムの首席・国家科技成果転化基金新エネルギー車創業投資子基金のパートナー兼総裁の方建華氏は、このような「ブラック・スワン」事件の発生は、業界の発展が野蛮な成長から質の高い発展へと移行する上で必然的な結果だと発言した。
方建華氏は、財政支援の大幅低下に伴い、今年4月に新エネ車の生産・販売台数および動力電池の設備容量は4カ月連続で前年比減となり、新エネ車は今年もマイナス成長になる可能性があると指摘した。補助金減額と同時に、中国政府は開放を強化し、外資系企業を誘致し、複数の要因が重なり国内の新エネ車産業チェーンの上中下流は大幅にシャッフルされると見られる。
これについて、中国化学・物理電源業協会の劉彦龍秘書長も共感している。劉彦龍氏は、「向こう数年、中国の動力電池産業チェーンの上中下流企業は厳しい時期を迎え、動力電池企業は商品の質と安全を最優先し、産業チェーン全体が協力して難関を乗り越え、リーディングカンパニーは引き続き力をつけ、第2・第3梯隊の企業は自身のポジションを明確にし、商品の優位性を通して市場を獲得する必要がある」と述べた。