『経済参考報』記者が複数の専門家に取材したところによると、中国共産党第19期中央委員会第4回全体会議(四中全会)で「労働に応じた分配を柱として多様な分配方式が併用される」所得分配制度が基本経済制度に格上げされたことが重要なサインとなり、今後は所得分配制度改革が加速する見通しだ。
勤労による富裕化と、労働者のうち特に現場労働者の報酬増を奨励し、「土地」「データ」などの生産要素が組み込まれた所得分配メカニズムや再分配調節メカニズムなどを構築することで、政策設計を進歩させる。また、中所得層の拡大を図るトップダウン設計の文書が起草され、正式な発表が近づいている。所得分配制度の改革による恩恵もますます広がる見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月19日