ダブル11で傑出した動きをみせた一部企業は資本市場のメリットも享受した。ダブル11で株価が上昇するとみられているカシオは、最近は株価の上昇が続いている。カシオとアリババが提携し、天猫に旗艦店を開設したことから、投資家の間で売上高の持続的拡大への期待がさらに高まった。カシオの株価は1週間で約15%上昇し、約3年ぶりの高値をつけた。
市場関係者は、「カシオだけでなく、他の日本企業も中国のダブル11に照準を合わせて新製品を打ち出しており、近頃の株価上昇が見込まれるEC銘柄に人気が集まる傾向はこれからもしばらく続くだろう」との見方を示した。
中国のインターネット消費の大成功を目の当たりにして、日本のECも中国の同業者たちの営業販売におけるイノベーションやビジネスモデルを積極的に参考にするようになった。日本の買い物サイトではヤフーショッピングが「いい買い物の日キャンペーン」を打ち出し、楽天市場が「独身の日」限定セールを打ち出し、大規模な販売促進活動を展開した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年11月20日