中国の経済成長の鈍化に伴い、多くの市場・経済専門家は、米国が自国に有利な協定を結ぶより多くの駒を手にし、貿易戦争を終了できるようになると判断している。これはおそらく間違いだ。関税の懸念があっても、中国の消費者は支出を続けている。中国企業は大幅な利益増を報告しており、貿易戦争の懸念も投資家の熱意に影響を及ぼしていないようだ。GW&Kインベストメント・ マネジメントのマネージャーであるアーロン・クラーク氏は「中国人消費者は依然として意欲的で、その(支出の)データは驚異的だ」と述べた。米CNNが18日に伝えた。
中国人消費者が支出を続けているという事実は、中国経済が全体的に健全であるとの自信を示しているようだ。貿易戦争は中国の製造業により多くの圧力をもたらすが、日増しに拡大する中国中産階級による、より多くの小型デバイス及びその他の消費財の購入を止められない。
インベスコ・アセット・マネジメントのグローバル投資責任者は、「データによると、中国経済は圧力を受けているが、現在の情勢に容易に対処できる。そのため中国が自国にとって不利な譲歩をすることはないだろう」と述べた。デュポン・キャピタル・マネジメントの新興市場株投資責任者も、「中国が疲弊することはない」という類似する観点を示した。中国人消費者、特に大都市の消費者は現在意欲的だ。これは多くの中国企業が安定成長を維持することを意味する。Krane SharesのBrendan Ahern最高運用責任者は今週の報告の中で、「小売業の穏健なデータは、中国経済がメディアが報じているように、崖から転落したわけではないことを示している」と指摘した。クラーク氏は「中国は単なる製造業の中心地ではなく、力強い消費者を持つようになった」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月24日