ベロゴリエフ氏は以下の見解を示した。同パイプラインの使用開始後、ロシアは新たな中国天然ガス市場に入り、中国は供給量が巨大な天然ガス供給の新パートナーを有する。今後、ロシアは中継なしでエネルギーを中国に輸出し、中国の経済成長の「エネルギー面の後ろ盾」となることができ、これは中国側にとっても戦略的意味がある。
ベロゴリエフ氏は、石油分野の提携と比べて、ロ中の天然ガス分野の協力はスタートが遅いが、将来性があるとし、「中国側はロシア側最大の2つの天然ガスプロジェクトであるヤマルプロジェクトと北極液化ガス2号プロジェクトに参与した。双方は投資、科学研究、技術の協力を強化し、エネルギー市場を共同開発し、天然ガス輸送ネットワークと地下ガス貯蔵タンクを共同建設する見通し」だと述べた。
さらに、「中国の開放拡大に伴い、ロシア企業は中国に行き天然ガスを共同開発し、天然ガス化学工業生産を発展させるチャンスを得た。これによりロ中のエネルギー協力は多様化するだろう。東線天然ガスパイプラインはこれらの協力ビジョンの基礎を作る」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月3日