ミニ炊飯器、小型洗濯機など“おひとり様”家電が人気

ミニ炊飯器、小型洗濯機など“おひとり様”家電が人気。

タグ:ミニ炊飯器

発信時間:2019-12-07 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 多様化する機能ニーズがもたらす消費のバージョンアップも要因のひとつだ。家電Eコマースサイトの「蘇寧易購」を見てみると、炊飯器や電気ポットだけでなく、多くの機能を持った“1人用”家電の販売数が急増している。たとえばミニトースターは前年比で102%増、電気鍋は179%増、ミキサー料理機は855%増となっていた。


 シャオミ傘下の家電ブランド「小米米家」のブランド担当者は、「消費者がより高い美意識を持ち、消費能力も備わったとき、自分に合ったのスマートな製品を購入し、それを通じて個性とライフスタイルを表現する傾向があることを発見した」と述べる。“1人用”家電の流行は、消費のバージョンアップを具体的に体現したものなのだ。


 メーカーは、“1人用”家電の流行にブルーオーシャンを見出した。社会経済の発展に従い、若者の多くが年収2万ドルに達するようになった。これは国際的に認められている先進国の年収レベルに近い。劉遠挙研究員は、「収入が増えるとライフスタイルの要求も高まる。そして様々な機能を持つミニ家電は、より高い品質の生活体験を生み出してくれるものなのだ」と指摘する。


 1人用にカスタマイズされた製品は、海外でも発展傾向にある。上海社会科学院社会学研究所の楊雄所長は、「特に日本のメーカーは、様々な人々に対し、様々な機能、様々なデザインの製品を開発している。“1人用”家電は、人々の持つ美しい生活へのあこがれを満たすものだ。市場の不断の拡大に従い、人々のスマートな生活に対するニーズは他分野へと広がっている。日本ではすでに1人用レストラン、1人用カラオケ店などが出現している。これらの新しく面白い生活サービス施設は、おそらく今後の中国でもビジネスチャンスとなるだろう」と分析する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月7日


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