北京市人民政府は30日、「首都機能核心区控制性詳細計画(街区レベル)(2018−35年)」(草案)の作成完了を発表した。同草案は2019年12月30日から2020年1月28日にかけて社会に公示される。人々の意見と提案を募る。
同計画の主な内容は下記の通り。都市の戦略的位置づけを定め、発展目標・規模・空間配置を明確にする。中央党政軍指導機関の活動に貢献する能力・水準を高め、優れた政務環境を建設する。旧市街地全体の保護を強化し、中華文明発揚の模範地区を建設する。精治・共治・法治を推進し、居住環境が一流の「首善之区」を建設する。保障計画を秩序正しく効果的に実施し、計画の厳かさと権威を守る。
同計画には▽中央政務機能の保障を強調▽国民生活の改善を強調▽旧市街地全体の保護を強調▽空間の魅力の形成を強調▽非首都機能移転を強調▽市街地の保護と更新を強調ーという6つの特徴がある。
同計画は批准後、地域計画の建設を指導する基本的な根拠になる。
紹介によると、東城区と西城区は歴史・文化、資源、発展段階が類似している。同計画のけん引力を発揮し、機能の改善・向上を促進するため、東城区・西城区を一つの機能区として統一し、計画作成作業を展開する。1つの機能区は複数の行政区でつくることができる。
「北京市都市全体計画(2016−35年)」は、首都機能核心区を建設するとした。これには東城区と西城区の2つの行政区が含まれ、面積は92.5平方キロメートル。全国の政治センター、文化センター、国際交流センターの核心的な担い手、歴史・文化名城保護の重点地区であり、国の首都のイメージを示す重要な窓口となる地区だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月30日