中国国家統計局が9日に発表したデータによると、中国の昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.5%上昇した。伸び率は前月から横ばい。中国の昨年通年のCPIは前年比で2.9%上昇し、政府が定めた「3%前後」という年間物価調整目標を達成した。
昨年12月のCPIの前年同期比のデータを分析すると、食品価格は依然として物価上昇の主な要素となっているが、その伸び率はやや低下した。国家統計局都市司の統計学者の沈贇氏によると、同月の食品価格は前年同月比で17.4%上昇し、伸び率が1.7ポイント低下した。CPIを約3.43ポイント引き上げた。
月間ベースで見ると、中国の昨年12月のCPIは、前月の0.4%上昇から横ばいになった。うち食品価格は前月の1.8%上昇から0.4%低下になり、CPIを約0.08ポイント引き下げた。
沈氏は、「食品のうち、豚肉の生産に積極的な変化が生じた。中央・地方備蓄豚肉が投入され、輸入量がやや増加し、豚肉供給の緊張がさらに和らいだ。価格は前月の3.8%上昇から5.6%低下に転じ、CPIを約0.27ポイント引き下げた」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月9日