広東省の域内総生産は10.5兆元 オーストラリア超える

広東省の域内総生産は10.5兆元 オーストラリア超える。

タグ:広東省 域内総生産

発信時間:2020-01-17 11:39:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国外貨取引センターが公表したデータを見ると、2019年のドル対人民元為替レートは年間平均6.8985元。これをもとに計算すると、広東省の2019年のGRPは約1兆5200億ドルになる。『毎日経済新聞』の記者が世界銀行の2018年世界GDP規模ランキングを確認したところ、広東省の2019年のGRP規模は13位のオーストラリア(1兆4300億ドル)を上回り、韓国(1兆6200億ドル)の後につける。


 オーストラリアの経済成長は勢いがなく、さらに2019年第4四半期以降の森林火災は同国の経済に大きなダメージを与えている。そのため、オーストラリアの2019年のGDP伸び率はわずか1.8%になり、年始の予想2.7%を大幅に下回るという分析もある。このような状況下で、オーストラリアの2019年のGDPが広東省の水準に達することはほぼないと言える。


 言い換えると、広東省のGRPは世界13位の経済圏に匹敵し、オーストラリア、スペイン、メキシコ、サウジアラビアなどの大国の水準を上回る。張建平氏は『毎日経済新聞』に対し、広東は「一帯一路」建設を支える重要な省であり、特に粤港澳大湾区の建設、科技湾区と金融湾区は世界各地から優秀な人材を引きつけていると話した。以前、広東の発展はグローバル資本の導入によって推し進められていたが、今後はイノベーション駆動という背景下で、世界の人材を誘致し、「資本導入」から「知恵導入」に切り替える必要があるという。


 また、『毎日経済新聞』によると、大部分の省がGRP目標を達成したが、2019年のGRP伸び率が目標に達していない省もある。黒龍江省を例に挙げると、2019年のGRP伸び率は4.5%前後で、5%以上という目標を下回っている。吉林省も3.5%前後で、5%~6%という目標を下回る。


 優秀な人材の誘致において、広東省は居留登録の規制緩和でも全国の先を行っている。馬興瑞省長は先日、広東は広州と深セン以外の都市の居留登録規制を緩和すると発表した。ある専門家は、規制緩和は優秀な人材の仏山、東莞、珠海、中山などの都市への分散につながると同時に、恵州、江門、肇慶など人口吸引力の弱い地域の発展も促すとの見解を示した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月17日

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