中国共産党中央政治局常務委員、国務院副総理の韓正氏は現地時間1月21日、スイスで開幕した世界経済フォーラム(WEF)2020年年次総会(ダボス会議)に出席し、「共同建設と開放型の世界経済 世界の持続可能な発展を推進」と題する挨拶を述べた。複数の国の参加者が、中国の改革深化と開放拡大は世界の持続可能な発展に大きな意義を持っているとの見解を示した。
WEF創設者兼会長のクラウス・シュワブ氏は、新中国成立から70年間のうち特に改革開放を実施した40数年間で、中国が非常に大きな成果を収め、国際事務において大きな影響力を発揮したと話した。「われわれは常に、お互いの違いのなかから新たなソリューションを学び、世界が直面する複雑な試練に立ち向かわなければならない。韓正副総理の講話は人々を鼓舞するもので、中国経済の活力、靭性、持続的な開放に対する大きな期待を世界の人々に抱かせた」としている。
元スイス西部経済開発局局長のフィリップ・ムニエ氏は、韓正副総理の講話が心を奮い立たせたと話した。中国が多国間貿易主義と国際協力を貫いている上、外国投資家に対する開放の拡大に注力していることを参加者たちが見ていると述べている。
ポルトガルの消費財企業ジェロニモ・マーティンス役員のフランシスコ・スアレス・ドスサントス氏は、WEFに何度も参加したことがある。同氏はここ数年にわたり毎年フォーラムで中国が開放政策を堅持していくとの声を耳にし、中国が自身のペースで開放を進めていると指摘。「中国の開放精神は人々に深い印象を与えている」と話した。