感染症流行の影響を受け、今年の中国のスマートフォン出荷台数は予想より5%減少し、うち中国スマホ市場の出荷台数は今年第1四半期に30%以上減少する見通し。
新型コロナウイルス関連肺炎の突然の流行は、張全さん(仮名)の仕事のリズムを狂わせた。携帯電話企業の役員である彼は15日後にチームを率いてスペインで開かれる2020モバイル・ワールド・コングレス(MWC)に参加する予定だった。
張全さんは、「一部の海外の顧客はビデオミーティングを提案し、出国便も絶えず変化し、国内の大部分の人が今回の予定をキャンセルした。市場の現状を見ると、上半期は携帯電話市場にとって非常に大きな試練になるだろう」と話す。
調査機関のストラテジー・アナリティクスが発表した最新報告によると、感染症流行の影響を受け、今年の世界のスマホ出荷台数は予想より2%減少し、うち中国スマホ市場の出荷台数は今年第1四半期に30%以上減少する見通し。また、世界のスマホの70%が中国で生産されているため、世界のスマホのサプライチェーンと生産能力にも影響が及ぶと見られる。
しかし、企業は前向きのシグナルを発している。2月4日、フォックスコン、レノボ、ファーウェイ、OPPOを含む多くの携帯電話メーカーが第一財経に対し、有効的なグローバル協力を通して業務の秩序ある運営を保障できるように、プランを用意したと明かした。フォックスコンは、SARSに打ち勝った経験があり、従業員の健康への配慮と生産スケジュールの調整方法を熟知し、従業員の健康と顧客のニーズの両方に配慮できると示した。
グローバル・サプライチェーンの協力