防疫活動を徹底する上で、人の密集するエリアにおける発熱者に対する非接触型検査が極めて重要だ。この需要を受け、百度はAIマルチ体温迅速検査ソリューションプランを打ち出した。これは北京北部の新たな総合交通ハブ、清河駅で使用されている。同プランはAI画像認識技術とサーマルイメージング技術を使い、顔認証による重点エリア検査及び画像赤外線温度格子温度解析アルゴリズムを使用する。人が流動する一定の面積・範囲内において、多くの人の額の体温をスムーズに測定し、早期警戒を行うことができる。
感染症との戦いにおいて、科大訊飛はAI技術を応用し、末端医療機関における感染確認を支援している。同社によると、そのAI製品「智医助理」は安徽省、湖北省、浙江省、北京市など15省・直轄市の387万人の訪問観察を行い、242万件の末端問診病歴を分析し、公共防疫部門に分析報告を提供した。また音声合成技術を通じ、国家末端医療訓練を行った。開業医資格試験に合格した初のAI製品である「智医助理」は、900種以上の疾病の診断補助を行うことができ、その合致率は90%以上にのぼる。
AIとロボットを結びつけた技術も、感染対策の中で重要な力を発揮している。多くのイノベーション企業がAIスマートロボットを使い、消毒や看護などの活動を行った。例えば鈦米が開発した超乾燥霧化過酸化水素、紫外線消毒、プラズマ空気ろ過などの機能を持つ消毒ロボットは、武漢疫情センターの6軒の病院、上海仁済医院などで7日・24時間連続で使用されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月7日