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発信時間：2020-02-17 14:27:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　2020年の「春運」が間もなく終了するが、交通機関を介したウイルス感染の予防方法が注目の的になっている。新型コロナウイルス肺炎の衝撃に対応するため、各地は一連の措置を講じ交通機関の人の流れを抑制している。多くの市民も呼びかけに積極的に応じ、外出を控えている。これは春運の人の流れに積極的な影響を及ぼしている。

　データを見ると、春節前の15日（1月10日から24日）の全国の旅客数は延べ11億4300万人で、前年同期比2.0％増となった。春節後になると、この数は激減した。交通運輸部の劉小明副部長によると、春節後のUターン客が大幅に減少しており、大きなUターンラッシュが発生していない。2月14日までの春節後の全国旅客数は延べ2億8300万人で、例年の6分の1に留まっている。

　劉氏は、春運の終了まであと3日を残しているが、乗客数に大きな変化は生じないと予想した。Uターン客は「1日あたりの人数が大きく減少し、ピーク値が大きく減少し、時間の幅が大きく拡大する」という特徴を示す。ピーク値はおよそ延べ1500万人となる見通しだという。

　大きなピークは発生していないが、医療資源、生産・生活物資の輸送などには、依然として大きな圧力が残されている。

　交通運輸部はすでに輸送力・駅・人員などの取り組みを強化し、Uターンの需要を満たしている。交通機関の搭乗率を厳しく抑制し、四川省の農民工Uターン「春風行動」の経験を広め、直達運輸サービスを展開し、乗客の交差感染リスクを引き下げている。各地が適切かつ秩序正しく都市公共交通、路線バスなどの交通運輸サービスを再開するよう指導している。

　国鉄集団の李文新副総経理によると、鉄道部門はピークをずらしたUターン輸送力を正確に手配し、分散型切符販売プランを実施している。立席券を販売せず、座席の間を空け、乗車率を50％前後に抑えている。

　乗車率を抑制するほか、鉄道部門は科学的かつ効果的な発熱旅客緊急処置フローを構築した。李氏は「感染対策の需要に対応するため、すべての列車に臨時隔離エリアとして一定の座席を保留し、緊急時の需要を満たしている。発熱旅客を直ちに次の検査所のある駅、防疫部門に引き渡し、さらに医学検査・治療を展開する」と述べた。

　民間航空システムもさらに「予防・管理」の同時進行を行う。まずは断固たる予防だ。空港を出入りするすべての旅客の検温を行い、例外なく検査を行う。その一方で精密な抑制を行う。しっかりと換気措置を行い、検査の頻度を高め、重要部品を速やかに交換し、客室の清潔な空気を確保する。

　交通運輸部は今後、乗客情報の登録・トレース活動を徹底し、道路・水路客運乗客の身分証情報と電話番号を集める。便ごとに分類し収集し、直ちに衛生健康部門に提出する。劉氏は「我々は総合交通移動ビッグデータ開放クラウド・プラットフォームで、道路客運乗客情報登録システムをリリースした。道路客運企業は無料で使用できる」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年2月17日

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