中国、ブロックチェーンを通じた企業の資金調達を促進

中国、ブロックチェーンを通じた企業の資金調達を促進。

タグ:ブロックチェーン

発信時間:2020-02-18 13:42:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国家外貨管理局副局長の宣昌能氏は15日の記者会見で、「春節以降、越境金融ブロックチェーンサービスプラットフォームを通じた資金調達額は累計で2億米ドル以上、利用企業は87社に上る」と述べた。このニュースに、米メディアが関心を寄せている。


 米CNBCは15日、「中国はこれまでブロックチェーン技術の発展を推進してきた」と報じた。中国の越境金融ブロックチェーンサービスプラットフォーム試行の取組によると、同プラットフォームでは融資を申請して獲得するまでに1日しかかからない。中国の従来の融資はこれと比較すると、申請から獲得までに数日から数週間かかる場合がある。


 テンセントのネット金融事業、微衆銀行のCIO (最高情報責任者) である馬智涛氏は、「越境金融ブロックチェーンサービスプラットフォームはより大きな役割を発揮することが可能で、中小企業が輸出貿易向け融資やその他金融貸出支援を受ける場合の効率と利便性の向上につながる」と語る。


 馬智涛氏はまた、「ブロックチェーンがあれば、監督管理機関はより適切な取引審査を実施し、迅速に詐欺行為やそのリスクに対処することができる」と指摘する。


 報道によれば、中国外貨管理局は2019年3月に越境金融ブロックチェーンサービスプラットフォームの試行を開始。宣昌能氏の説明では、2020年2月3日時点で、試行範囲は全国22の省・区・市に拡大しており、170社以上の法人銀行が加入。同プラットフォームの融資実行額は累計で159億米ドル、参加企業は約2500社にのぼり、そのうち中小企業が75%を占める。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月18日

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