海外の感染症流行深刻化、中国経済への「二次ダメージ」になるか

海外の感染症流行深刻化、中国経済への「二次ダメージ」になるか。中国時間3月4日10時時点で、中国国外の新型コロナウイルス肺炎感染例は1万2000例を超え、海外での新規病例数は何日も連続して国内を上回っている…

タグ:感染症流行

発信時間:2020-03-05 13:51:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 恒大集団のチーフエコノミストの任沢平氏は、「需要のダメージと比べて、サプライチェーン中断が世界経済に及ぼす影響はさらに大きい。懸念すべきは、世界のサプライチェーン危機が続くこと」だと述べた。中国の業務再開に伴い、矛盾の中心は海外に移りつつある。


 任沢平氏は感染症蔓延が深刻な日韓両国を例に挙げ、産業チェーンの重要な部分である日韓の2018年の半導体材料市場の売上高は164億1000万ドル、半導体設備市場の売上高は271億8000万ドルに達し、感染症流行の深刻化は世界の半導体材料の不足、コアパーツの不足、生産コストの上昇などに繋がり、中国にも影響すると話した。


 しかし、危機の中には転機も潜んでいる。感染症が流行する中、中国の関連産業が急速にモデルチェンジ・グレードアップし、自身のサプライチェーンを強化し、危機をチャンスに変えられるかがキーポイントとなる。


 海外の感染症蔓延の深刻化による「二次ダメージ」について、オブザーバーは、中国は経済刺激規模を適度に増やすことができるが、政策の制定により理性的になり、持続可能性と高い質の成長を追求する必要があるとの見解を示す。


 中国は自身の予防抑制と発展を統一的に進めると同時に、国際協力に積極的に参与し、海外の感染症抑制にできる限りの貢献をし、ダメージに早いうちから対応することもできる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月5日


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