湖北省武漢市では、企業の操業再開が秩序立って進んでいる。同市の電力供給部門はこのほど、サービス確保や企業の操業再開支援に向けるとして、電力コストを段階的に削減するためのさまざまな措置を発表した。24日、現地の電力会社「国網武漢給電公司」への取材で分かった。
こうした優遇措置に基づき、6月30日までに武漢市内の企業を対象に電気料金3億8900万元が減免される見通しとなった。
国網武漢給電公司は、より多くの企業が電気料金の減免措置による恩恵に与れるよう、条件を満たす企業に割引料金の計算を行うほか、企業の電力コストの一段の削減に向け、電力使用に関するアドバイスを提供している。これまでに1365社の企業に優遇措置が適用された。
2月に入ってから、国網武漢給電公司は通常業務に戻れていない企業に対して一時停止や復旧などのサービスなどを実施したほか、感染防止用物資メーカーに対して申請手続きを省いたり、感染防止重点企業に対して電力使用の申請当日に送電を開始したりするなど、必要に応じて早急に電力を供給してきた。
同社はこれまでに、計1947社の企業に契約電力の引き下げや変圧器の一時停止、電気料金の種別変更などの手続きを行ったほか、企業の電力コストを3400万元削減、エネルギー消費の少ない工業企業や一般商工業企業の電力コストの5%を段階的に削減してきた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月25日