経済 > 海外自動車工場の操業停止が中国の工場にも影響 注文キャンセル相次ぐ
海外自動車工場の操業停止が中国の工場にも影響 注文キャンセル相次ぐ。
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自動車業界のベテランアナリストの林示氏は、「各大手自動車企業のサプライチェーン体系の中に、大量の国内の部品企業がある。一級供給業者の中に国内企業はないかもしれないが、二級と三級の供給業者、ひいては原材料供給業者の中には国内の部品企業があるはず」だと話す。
実は、海外からの注文の激減に対し、上述の国内外で業務を行い国内業務をメインとする一級供給業者はまだ融通が利くが、規模が小さく貿易業務に依存する中下流の供給業者は操業を停止して注文の回復を待つしかない可能性がある。海外からの注文減少の影響が大きい工場は減給やリストラを次々と発表し、研究開発者とコア従業員だけを残したり、半操業停止さらには廃業するという措置をとっているという。
林示氏は、「大手自動車メーカーやある程度の規模の部品メーカーは仕入れ地や輸送方法の変更、供給業者の調整などを通して自己救済できる。しかし、国内の中小規模の自動車部品貿易会社、特に海外の自動車メーカーに商品を供給する企業は、短期間で調整するのが非常に困難」だとの見解を示した。
自動車部品に詳しい業界関係者も、同様の見解を述べている。彼は、「同じ部品でも国内外で基準が異なると同時に、自動車メーカーは部品の研究開発と検証期間を長く設定しているため、影響を受けた供給業者が短期間で他の高級ルートに変更するのは容易なことではない」と述べた。
このような状況を受け、多くの中小企業の難関突破を手助けするため、全国各地の政府は関連の政策を次々と打ち出している。蘇州市は『新型コロナウイルス感染症流行への対応における中小企業の難関突破支援に関する10条の政策意見』を発行し、中小企業の新型コロナウイルス感染症流行への対応を支援することを示した。また、上海、北京、山東、重慶、珠海なども関連の支援策を打ち出した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2020年4月1日
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