「感染症」との戦いに備え、寧波舜宇赤外線技術有限公司は舜宇集団で最も早く操業再開した子会社だ。同社が生産する赤外線温度測定レンズは赤外線温度測定器の中核部品だ。今年は春節初日に操業再開し、出荷量は前年同期の約10倍に上る。現地の税務部門は、ニュースを聞いて直ちに包括サービスチームを組織し、同社の財務部長である孫引波氏と連絡を取り、オンライン納税システムに関する問題点への回答や手引きの必要性について聞き取り調査を実施、企業が電子税務局を通じてインボイスの申請受領や増値税専用インボイスの代理発行などを行うよう注意喚起するとともに、企業に「優先チャネル」を設置し、企業の税に関するニーズに包括的なフォローサービスを提供した。
「これらの規定により企業は再稼動拡大に向けた大いに自信を強めた」。台州市黄岩伊蔓工貿有限公司は、春節初日から24時間体制で医療用防護服を急ピッチで製造している。国家税務総局台州市黄岩区税務局「防疫サービス専門チーム」の政策的助言は、責任者の鄭懿氏に安心感を与えた。
鄭懿氏によると、同社は第一期で50万元の生産設備購入を決めており、第二期で300万元の設備投資を計画している。これにより生産能力は約30%増強される見通しで、税優遇額は約40万元に上るという。同社はまた、仮設工場の増築にも着手しており、完成後は第三期の生産能力増強を予定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月3日