新型コロナウイルス感染による肺炎の治療薬、「中国のプログラム」が貢献

新型コロナウイルス感染による肺炎の治療薬、「中国のプログラム」が貢献。特効薬はないのか?特効薬はいつみつかるのか?これは新型コロナウイルス感染の拡大後、答えるのが最も難しい問題となっている…

タグ:新型コロナ治療薬

発信時間:2020-04-16 15:55:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 マラリア予防薬のリン酸クロロキンと抗インフルエンザ薬のアルビドールは、新型コロナウイルス診療プログラム第6版に採用された。もともと関節炎の治療に使用されていたトシリズマブは、新型コロナウイルス診療プログラム第7版に採用され、武漢の現場で重症患者の治療に応用されている。ファビピラビルは臨床試験によって非常に優れた臨床効果を示したため、科学研究グループの専門家による十分な考察を経てすでに医療ケアグループに推薦されており、診療プログラムへの早期採用が提案された。

 

 張新民氏は次のステップとして、科学研究グループが武漢で研究成果の応用を進めると共に、国際的に感染症が拡大する現状に対し、医薬品治療に関する中国のプログラムを提示する考えを明らかにした。特に、中国のプログラムで中医薬が大きなウエイトを占めていることは注目だ。

 

 「宣肺敗毒(肺機能の活性化による解毒)顆粒は文献、臨床経験、医薬品スクリーニングを踏まえた処方で、臨床治療効果が高い宣肺敗毒の処方にもとづく顆粒タイプの新薬開発を進めている」。中央指導グループ専門家チームメンバー、天津中医薬大学学長で院士の張伯礼氏はこのように話した。同氏は中央指導グループ専門家チームメンバー、北京中医医院院長の劉清泉氏と共に、証候学調査を迅速に行った上で、中医薬臨床効果評価研究を行い、医薬品スクリーニングと新薬開発を進めている。

 

 張伯礼氏のグループはすでに、既存の抗インフルエンザおよび抗肺炎中医薬65種を集め、中医薬の成分分取、バーチャルスクリーニングとイン・ビトロ試験、サイトカインストーム細胞モデルと抗肺線維症細胞モデルの構築を終えた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月16日


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