その他、低い原油価格は中国経済の回復を牽引するもう1つの要因になる可能性がある。ロシア高等経済学院東洋学研究室のアレクセイ・マスロフ主任は、「最低記録を更新した原油価格のおかげで、中国は2020年末までに工業の実力を回復させられるだろう。当然、中国のGDPが電撃的に成長する可能性は低いが、米国やEUと比べて、良好な成績になる」との見解を示した。
ロシアの『コメルサント』ウェブ版が4月18日に伝えたところによると、ドイツのユーラーヘルメスの専門家は、中国政府はGDP規模の6.5%に相当する資金を景気刺激に投入し、主にインフラ分野に投資すると予想した。これまでに、政府は5G、データセンター、人工知能(AI)、充電ポールなどの分野への大規模投資計画を認可している。そのほか、中国人民銀行が打ち出した預金準備率引き下げなどの措置も一部の資金を放出する。これらの措置は全て、中国経済の回復成長を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月20日