中国石化江漢油田涪陵頁岩気公司を取材した記者によると、中国で初めて商業開発された大型シェールガス田となる中国石化涪陵シェールガス田のシェールガス生産量は、5月11日時点の累計で300億㎥を超えた。
涪陵シェールガス田は重慶市にあり、「川気東送(四川から東部への天然ガス輸送)」パイプラインの重要なガス供給源の一つ。同ガス田の開発成功は、中国のエネルギー開発史の新たなマイルストーンとなり、中国のエネルギー革命の新しい道を切り開いた。現在、1日当たり生産量は約1700万㎥に上り、3400万世帯のガス使用需要を満たすことができる。
今年に入ってからは、天然ガスの供給を保障し、長江経済ベルト沿線企業の生産再開と計画達成を後押しするため、涪陵シェールガス田では防疫対策と生産の両立を目指す行動を起こし、ガス田掘削サイクルの最短記録を樹立すると共に、質の高い貯留層の試掘成功率を大幅に引き上げ、中国石化川気東送パイプラインを通じて長江経済ベルト沿線省・市に累計21億㎥の天然ガスを輸送した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月12日