中国税関総署が17日に発表した統計によると、中国は3月1日から5月16日までに、マスク509億枚を含む、総額1344億元に上る防疫物資を輸出した。
統計によると、マスクのほかに、防護服2億1600万着、ゴーグル8103万個、新型コロナウイルスの検査キットも1億6200万人分、呼吸器7万2700台(CPAP6万3900台)、患者モニター17万7千台、赤外線温度計2643万個、手術用手袋10億4千万組が輸出された。
4月より、中国の防疫物資輸出額は顕著に増加し、1日あたりの平均輸出額は4月初旬は約10億元だったが、直近では35億元以上に増加した。
主な輸出先は、米国、ドイツ、日本、フランス、イタリアで、一般貿易の94%を占め、1263億元に上る。
業界関係者はこれについて、中国の防疫物資輸出は、国際社会が共に感染症と闘うために強力な支援と保障を提供するもので、大国としての責任を担う姿勢を示したものだとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月18日