中国人民政治協商会議(全国政協)の陳馮富珍委員は24日の全国政協第13期第3回会議第2回全体会議で、「新型コロナ感染症は世界的に未だ収束しておらず、国際社会は引き続き人類運命共同体の理念を堅持し、WHOの指導の下で一段と協力を強化、目の前の危機を克服し、人類衛生健康共同体を共に構築する必要がある」と述べた。
陳馮富珍委員は、「中国の防疫経験は貴重なものだ」とし、「中国政府が採った果断な措置は新型コロナの拡散を阻止し、数万人の命を救い、多くの国民から支持され、WHOと国際社会から幅広い賛同を得た」と指摘。「そこには中国共産党の人民を中心とした発展思想の生き生きとした実践を見て取ることができ、中国政府がこのような比類ない社会動員力を持つ理由がわかった。中国の成功と実践は世界の新型コロナとの闘いに自信と知恵を与え、コロナ終息後の公衆衛生防疫システム整備についても世界に貴重な経験を提供すると信じている」と述べた。
同氏はまた、「協力こそが感染症に打ち勝つ唯一の道だ」と指摘。「世界各国の防疫協力の実践は、人類運命共同体の理念に強大な生命力があることを示す。人類の文明発展の歴史を振り返れば、ウィルスが人類に影のように寄り添い、共生していることがわかる。人類は運命を共にし、差別や偏見を捨て、無条件に団結しなければならない」との見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月25日