長江デルタ一体化発展重大プロジェクト、滬蘇湖鉄道が着工された。19件の重大協力事項の契約が結ばれ、イノベーションの成果が展示され、企業家連盟が誕生した。5、6日に浙江省湖州市で開催された2020年度長江デルタ主要リーダー座談会は実務的な多くの成果を手にした。国内・国際で循環し相互促進する新たな発展構造が構築されるなか、長江デルタは「高品質一体化」の新たな取り組みを計画している。
モノのインターネット(IoT)分野について、上海市嘉定区、江蘇省無錫市、浙江省杭州市、安徽省合肥市、中電海康集団有限公司が共同で契約を交わした。地域を跨ぐスーパー中間試験センターを協同建設し、世界のIoTの要衝を築く。
デジタル経済一体化について、1直轄市・3省の経済・情報化部門が契約を交わし、「新インフラ」の計画を事前に立てた。インダストリアルインターネット一体化実証区の建設を掘り下げ、データ開放・共有及びシーン応用を推進し、車のインターネット(IoV)の統合イノベーションと協力を展開する。
特に注意すべきことは、長江デルタが率先して、持続可能な開発の量子通信産業生態系を構築することだ。通信・技術企業4社が長江デルタ一体化量子通信ネットワークを共同建設し、量子通信戦略的新興産業を育成し発展させる協力枠組み協定に署名した。量子通信の電子政務、金融、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの分野における応用を推進する。
一体化協力メカニズムは産業チェーン協同によりマッチした発展モデルを与えた。19件の重大協力事項のうち、1直轄市・3省の長鑫存儲技術有限公司、蘇州瑞紅電子化学品有限公司、寧波江豊電子材料股份有限公司、上海新昇半導体科技有限公司が共同で契約を交わし、長鑫公司の12インチメモリウエハ製造基地プロジェクトの建設を支援する。この4社は集積回路の垂直ニッチ分野のリーディングカンパニーで、今回の重大協力は長江デルタの集積回路産業の競争力を高める見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月8日