国家統計局が10日発表したデータによると、中国の5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.4%上昇し、伸び率が前月より0.9ポイント縮小した。5月CPIの前月比伸び率はマイナス0.8%。物価全体が低下の流れを示しているが、これは主に食品価格の低下によるものと見られている。
また生産者物価指数(PPI)は前年同月比で3.7%低下し、下げ幅が前月より0.6ポイント縮小した。これは主に比較対象の基準値が高かったためだ。前月比PPIは前月比で0.4%低下し、下げ幅が前月を0.9ポイント縮小した。これは5月の工業生産がさらに回復し、市場の需要がやや改善されたことを意味している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月10日