中国建設機械協会が8日に発表した最新データによると、従来の最盛期後期の5月も掘削機の販売が好調を維持した。販売台数は前年同月比68%増の3万1700台に達した。主要ブランドの人気製品はオンライン予約がすぐに埋まり、オフラインでも店頭に並ぶと直ちに購入されるという状況になっている。
データによると、各省の4日現在の重点プロジェクトの操業再開率は99.3%にのぼっている。中国建設機械協会の蘇子孟秘書長は「毎年3、4月は掘削機の販売の最盛期だ。中国の感染症狙撃戦は現在、重大な戦略的成果を手にしている。建設機械の産業チェーン川上・川下の各社の操業再開も力強く推進されており、掘削機の販売台数が予想以上になっている」と述べた。
一連の投資安定策の実施により、建設機械業界が好景気を維持している。三一重機販売公司の繆建国副総経理は「5月であっても、当社の掘削機の生産・販売台数が大幅に増加しており、前年同期をはるかに上回っている」と話した。
統計データによると、掘削機のみならずほぼすべての建設機械の供給・販売が回復傾向を示している。統計対象となった積込機メーカー23社は4月、各種積込機を前年同月比31.4%増の計1万6700台販売した。
中国建設機械工業協会の祁俊会長は「国内の新規着工プロジェクトが徐々に増加している。掘削機市場の第2四半期の全体状況は第1四半期を上回り、国内市場の需要は下半期も増加する見通しだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月10日