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中国経済は想像以上に強い＝ドイツの専門家。ドイツの経済専門家は先般、好転している中国経済がドイツと世界にとって重大な意義を持つとの見解を示した…
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ドイツの経済専門家はこのほど、中国経済のパフォーマンスについて、中国経済が好転しつつあることはドイツと世界にとって重大な意義を持つとの見解を示した。感染症が流行するなかで中国政府が打ち出した一連の政策措置は経済の苦境を和らげ、中国経済を上向かせただけでなく、世界経済にもプラスの効果をもたらしたとしている。
新型コロナウイルスの感染流行はグローバル経済に暗雲をもたらしたが、中国が感染症を抑制する強力な措置を講じ、いち早く営業と生産を再開したため、世界中が中国経済の行方に注目している。
ドイツ銀行アジア太平洋地区チーフエコノミストのスペンサー氏は米『CNBC』の取材に対し、中国経済が好転に向かうと共に「インパクトの大きい」成長を実現するとの見解を示した。自動車や不動産販売などの指標は、中国の内需が回復する良好な流れと、中国経済が常態に向かっていることを示したとしている。
独IFO研究所マクロエコノミストのストクリ氏は『経済日報』記者の取材に対し、中国経済の情勢が第1四半期に比べ大きく好転したとの見解を示した。4月と5月の鉱工業生産の回復は企業の受注量が大きく戻ったことを示したが、小売業の回復にはまだ時間を要すると指摘。対外貿易では、中国の輸出が大幅に回復し、特に医療衛生用品の輸出が伸びたとしている。
ストクリ氏は、全体的にみると供給サイドは正常へと戻りつつあるが、需要サイドの回復には長い時間がかかるとの見方を示した。中国政府が感染症流行後に講じた財政と金融の措置が、経済の安定と回復にどのような作用を発揮するかは引き続き観察する必要があると説明。ドイツ企業の重要な販売市場およびサプライチェーン拠点となる中国経済の回復がドイツと欧州、さらには世界にとって重要な意義を持つとみている。
ドイツ財界アジア太平洋委員会（APA）事務局長のストラック氏は、感染症の流行が世界経済と中国経済にもたらした影響が向こう2－3年は続くとの見解を示した。中国とドイツにとって経済の重要な柱である貿易は、感染症流行によって大きな打撃を受けた。2008年に発生した国際金融危機の際、中国政府は4兆元に上る経済刺激策を打ち出し、世界経済の安定に貢献。新型コロナウイルスの感染症流行を受けて中国政府は再び迅速な行動を起こし、一連の政策措置を速やかに講じた。ストラック氏は、潜在的な感染第二波を効果的に予防すれば、中国の内需が強い成長を実現し、世界経済の回復に大きな作用を改めて発揮するとみている。
市場分析によると、2008年の国際金融危機時に、中国は世界経済を強く支えたと評価されている。今年の感染症流行時に中国政府が打ち出した政策措置は経済の苦境を救い、中国経済を上向かせただけでなく、世界経済にもプラスの効果をもたらした。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年7月5日
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