中国経済は現在、安定的な回復の流れを維持しているが、消費の中でも特にサービス消費の回復が相対的に遅れている。
『経済参考報』の調べによると、国家発展改革委員会、銀行保険監督管理委員会、商務部などの関連部・委員会は現在、サービス業を刺激するより多くの措置を集中的に検討中だ。各地も専門的なテーマを掲げる会議を相次いで開催し、より力強い支援策を策定し打ち出すとした。サービス業の刺激と同時にその高品質発展を促進することをめぐり、企業のコスト削減、緊急の資金「輸血」、重大プロジェクトの建設、新興業態の発展などの措置が次々と打ち出される見通しだ。
各級政府が感染対策と経済・社会発展の取り組みを統一的に推進するなか、感染症がサービス業の発展にもたらす衝撃と影響が徐々に弱まり、サービス業の各種経済指標が回復している。7月の情報通信・ソフトウェア・情報技術サービス業、金融業の伸び率が2桁台に達した。
国家発展改革委員会産業経済・技術経済研究所の王佳元研究員は、『経済参考報』のインタビューに応じた際に「しかし現在のアウトソーシングサービスの発展は依然として遅れており、宿泊・外食業、交通運輸、卸売・小売業などの伝統的なサービス業が大きな衝撃を受けている。サービス消費の完全な需要回復にはまだ時間がかかる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月25日