8月に入り、全国の1日あたり発電量と電力消費統一調整負荷が急増し、記録を更新した。国家発展改革委員会のデータによると、17日の全国発電量は最高の246億kWhにのぼり、昨年のピーク値を6億8600万kWh上回った。電力消費統一調整負荷は最高で10億7600万kWにのぼり、昨年のピーク値を2400万kW上回った。
国家発展改革委員会の孟瑋報道官は「現時点の分析によると、全国の1日あたり発電量と電力消費統一調整負荷の記録更新は、持続的な高温・晴天によるエアコンの負荷の急増の影響があり、また国民経済の持続的かつ安定的な回復を反映している」と述べた。
伝統的な製造業の着実な回復は、電力消費の需要によって直接示されている。南方電網能源発展研究院のデータによると、南方5省・自治区は1−7月に前年同期比1.0%増となり、伸び率が上半期より2.3ポイント上昇しプラス化を実現した。そのうち「新インフラ」と密接に関連するハイテク・設備製造業の電力消費が力強く反転し回復した。5月は前年同月比で6.8%増、6月は10.7%増、7月は10.8%増となり、3カ月連続の高成長で工業の成長をけん引した。
また大半の消費財製造業の電力消費量の伸び率がプラスに転じ、国内消費の着実な回復の流れを示した。主に国内市場を立脚点とする食品製造業の電力消費量は前年同期比18.1%増、飲料製造業は10.0%増、家具製造業は10.0%増、タバコ製造業は8.2%増となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年8月26日