新インフラがeスポーツ業界を後押し 構造に大きな変化

新インフラがeスポーツ業界を後押し 構造に大きな変化。

タグ:新インフラ eスポーツ

発信時間:2020-09-13 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   中国市場は世界のeスポーツ市場で最もビジネス価値がある開発地になっている。騰訊電競(eスポーツ)はこのほど、企鵝シンクタンク、ニールセン、グローバル団体「グローバル・Eスポーツ連盟などの機関と共同で『2020世界eスポーツ業界発展報告』(以下、『報告』)を発表した。それによると、2020年、中国は北米を超え、世界のeスポーツ市場の収入に最も貢献する国になる。また、中国の5Gネットワークなどの新インフラ構築の加速はどう業界に技術革命をもたらし、業界全体に影響を与える可能性もある。

 

中国市場は世界のeスポーツ市場ブルーオーシャンに

 

 『報告』は、中国のeスポーツの営業収入は急成長段階にあり、長期にわたるユーザー蓄積はビジネス価値に変わりつつあるとした。Newzooの最新データによると、2020年、中国は北米を超え、世界のeスポーツ市場の収入に最も貢献する国になり、世界の総収入に閉める割合は35%に達する見通し。中国市場は世界のeスポーツ市場で最もビジネス価値がある開発地になっている。

 

 中国のeスポーツ産業の影響力が高まるにつれ、eスポーツは科学技術産業や文化クリエイティブ産業と革新的な融合を実現し、発展の幅を広げ、ビジネスモデルも改善されている。『報告』によると、中国のeスポーツ産業の主な収入源は著作権使用料や賛助金から多様化し、著作権の価値の窪地も徐々に際立っている。同時に、スポーツのビジネスモデルが展開してきたライセンス経営やシーンの協力などのマーケティングイノベーション方式が業界により活性化され、eスポーツビジネスは新たなチャンスを迎える。

 

技術の発展がeスポーツ業界に新たな活力を注入

 

 『報告』は、5Gネトワーク技術は広接続と低タイムラグを強みとし、オンライン観戦の視覚面の課題解決を促し、ユーザーにこれまでにない新たな観戦体験をもたらすとした。技術変革の積極的な推進は産業のトップメーカーと企業にとって、足場を固め、コア競争力を明確にする有力な武器である。中小企業にとっては、トップ陣営に割り込むきっかけになる可能性がある。

 

 一方、AI技術の成熟化は、eスポーツ業界の人材育成の信頼性を高める。AI技術は現段階ではeスポーツのトップグループと拮抗できていないが、トップグループの重要な訓練ツールとなっている。そのほか、AIはソフトウェアとして、難易度が下がりさえすれば、普通のプレイヤーや初心者でも入門でき、多くの新しいプレイヤーを引きつける重要な入り口になれる。

 

地方と企業が積極的に行動

 

 リーディングカンパニーだけでなく、多くの地域がeスポーツ産業の発展を推し進めている。湖南省の瀋丹陽副省長は、海南省は良好な「遺伝子」と基礎条件を有し、世界のeスポーツ市場に急速に溶け込んでいると紹介した。

 

 記者の取材によると、北京市は8月に北京国際eスポーツ革新発展大会を開催し、北京市eスポーツ産業ブランドセンターと北京市ゲーム革新体験区を設立し、北京市eスポーツ産業発展協会を創設したと同時に、5Gクラウドeスポーツ産業連盟を立ち上げた。

 

 また同月、上海市も2020上海eスポーツウィークを開催し、世界eスポーツ文化研究院の設立式を行なった。

 

 そのほか、四川省成都市も8月に騰訊と「新文化クリエイティブスマートシティ」戦略協力を始動することで契約を結んだ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年9月13日


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