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市場規模8352億元 「出前＋」が業界の発展を促進。
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1日3食、新鮮な野菜、薬・日用品の購入など、出前サービスは人々の生活に浸透している。消費者は指を動かすだけで様々な食材や日用品を家で受け取ることができる。統計によると、2020年末時点の中国の出前ユーザーは5億人に迫り、出前の市場規模は8352億元に達した。
夜食とアフタヌーンティーが人気
「外の気温はマイナスなのに、届いたミルクティーはまだ温かい」と話す北京CBDで働く張さんは、各大手出前サイトの常連客である。普段の仕事の合間の食事だけでなく、彼女と同僚は出前注文で職場付近の人気のスイーツ店を10店舗以上発掘した。
美団の統計によると、今年の元旦期間の北京の飲食出前取引量は前年同期比17.4%増加し、取引額は約4割増加した。一部の飲食店はネットを通して非店内飲食業務を強化し、半製品を充実化し、周辺の利用者のニーズに合わせて「1日3食」以外のメニューを販売し、ネット注文、出前配達、団体割引などの方法で売り上げを伸ばしている。
アフタヌーンティーだけでなく、夜食も出前で人気がある。海南省では「清補涼」や後安粉などの地方グルメの注文が多く、「出前を注文し夜食を食べる」ことは地元住民が夜に空腹を満たす一種の習慣になっている。海口市の夜間の出前注文量は昨年4月に急増し、一部店舗は出前サイトを通して夜食サービスを開始し、増え続ける「夜経済」ニーズを満たしている。
ネットで回復の道を切り開く
出前サービスの発展は消費者に多くの選択肢と便利を与えるだけでなく、飲食業者のコロナの影響からの脱却、飲食業の回復を促す新たな手段にもなっている。
統計によると、2020年に中国に新設された出前関連企業は67万社に上り、飲食業はネットを通して順調に回復している。中国飯店協会の担当者は、飲食出前は新型の飲食消費スタイルを形成し、業務範囲を広げ、新たな飲食消費ニーズを生んだと話す。出前産業の持続的な急成長は飲食産業のオンライン・オフライン融合を促し、特に防疫期間、飲食業の回復や消費促進などの面で重要な役割を果たした。
「出前＋」に大きな潜在力
2020年から、「在宅消費」と「宅配」はコロナ禍でインターネット経済の新たなスタイルになっている。高級星付きホテル、高級飲食店、大型飲食店は出前業務に取り組み、出前の「安くて低品質」というイメージを打破し、包装食品、半製品、食材などの業態を融合した出前産業の発展を促した。
「出前＋」の発展理念のもと、出前産業に商品充実化と消費シーン拡張の傾向が見られる。例を挙げると、浙江省杭州市銭塘新区では「ネット注文し店が届ける」という薬購入スタイルが定着し、薬を購入する際の「最後の1キロ」が開通している。市民は携帯電話の出前アプリで近所の24時間営業の薬局を探し、必要な薬を注文するだけで配達員が「超特急」で届けてくれる。
日用品、洋服、電子機器などの消費財も出前で注文できるようになっている。業界関係者は、消費者の出前などのネット消費に対する受入度が高まるにつれ、「出前＋多品種」の発展方式は業界発展に大きな潜在力をもたらし、出前産業の発展余地はさらに広がると話した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年2月14日
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