第14次五カ年計画と2035年までの長期目標綱要草案(以下「計画綱要草案」)が5日、第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議で審議された。国の戦略的科学技術力の強化、重要コア技術攻略戦の勝利など一連の重大文言は、革新の重要性を示した。量子情報、脳科学、宇宙科学技術などの多くの名詞が登場し、人々から期待されている。
革新は今後5年で中国をどのように変えるのだろうか。次のいくつかの重要データによって解読していこう。
・17% 戦略的新興産業を強化
計画綱要草案は一連の革新指標を明確にすると同時に、特に産業体系新支柱を構築し、未来の産業を展望し計画するとした。
一つの戦略的新興産業は、新たな原動力の一つの「インキュベーター」だ。中国の戦略的新興産業付加価値がGDPに占める割合は2019年に11%以上にのぼった。計画綱要草案の中で、この割合は17%以上とされた。
計画綱要草案は「次世代情報技術、バイオ技術、新エネ、新材料、ハイエンド設備、新エネ車、グリーン・環境保護、及び航空・宇宙、海洋設備など戦略的新興産業に焦点を絞り、重要コア技術の革新的応用を急ぐ」とした。
これらの分野には、中国が優位性を保つべき長所があれば、補強が必要な弱点もある。よりスムーズに産業体系新支柱を構築できれば、より良く発展の主導権を握ることができる。
ニューロモルフィックコンピューティング、量子情報、遺伝子技術、未来のネットワークー計画綱要草案は先端分野に焦点を絞り、未来の産業インキュベーション及び加速計画を策定・実施し、一連の未来の産業を検討・展開する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月10日