中国税関総署が先ほど発表したデータによると、中国の今年1-2月の貨物貿易額は前年同期比41.2%増の8344億9000万ドルにのぼった。多くの海外関係者及び機関は中国の対外貿易の予想以上の業績を積極的に評価している。中国経済の十分な強靭性と積極的な開放拡大が、貿易パートナー及び世界経済の回復により多くの底力をもたらすと見ている。
中国の今年1−2月の貨物貿易における輸出額は60.6%増の4688億7000万ドルで、国際メディアから「予想以上」「十分な強靭性」という高評価を受けた。
米グラントソントンのチーフエコノミストであるダイアナ・スワンク氏は「製造業の力強い回復により、中国経済が予想以上の業績を示し、より大きな輸出国になった」と述べた。
野村ホールディングスは報告書の中で、「昨年の不調による効果を除いても、中国の貿易成長は非常に穏健だ」とした。
日本の獨協大学の童適平教授(経済学)は「新型コロナウイルス感染症の厳しい試練を背景とし、中国の主要貿易パートナーへの輸出が大幅に増加し、全世界の中国製品への依存度が上がっている。世界経済が危機に瀕するなか、中国の力が顕著になっている」と判断した。
仏AFP通信は「中国の輸出の伸び率は過去最高水準で、昨年同期の輸出の大幅減とは対照的になった」と報じた。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「中国の貿易が成長を維持することは予想通りだったが、その実際の伸び率は経済学者の多くの予想を大幅に上回った。輸出は強靭性が十分で、中国経済の回復の鍵になっている」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月11日