中国の江蘇省南京市とオランダのティルブルフを結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」が現地時間4日午後4時ごろ、ブラバント駅に到着した。これにより両地を直接結ぶ「江蘇号」が正式に開通した。人民網が報じた。
同列車は5月10日に、南京貨物輸送センター堯化門駅から発車し、新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿拉山口国境検問所から出国。カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランド、ドイツを通過してオランダに到着した。その距離は1万1500キロで、列車には医療物資や衛生用品、電子機器、自動車の部品、日用品、医療機器など455トン、700万ドル(1ドルは約109.4円)相当の貨物が満載されたコンテナ100基が積み込まれていた。
同路線を運営するオランダの物流サービス・GVTは、ブラバント駅で開通セレモニーを開催。GVTの社長は挨拶の中で、「ティルブルフと中国を結ぶ『中欧班列』としては、3本目の直通列車。2016年に、ティルブルフと成都を結ぶ『中欧班列』、2019年には西安と結ぶ『中欧班列』を開通させてきた。現在、1週間に5本の定期列車が運行されており、どの列車も貨物を満載して運行している。また、輸送される貨物もどんどん多様化している」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月9日