デジタル時代が到来し、人々は自宅にいながら、便利にショッピングができるようになっている。しかし、オフラインでのショッピングにも、「宅配便を待つ必要がない」や「質を自分の目で確かめることができる」といったメリットがある。中国青年報が報じた。
中国青年報社社会調査センターがこのほど1534人を対象に実施した「オフラインショッピングサービス」に関するアンケート調査では、オフラインショッピングに関して、回答者の51.4%が「よくする」、47.4%が「時々する」と答えた。一方、「ほとんどしない」との回答は1.2%にとどまった。オフラインショッピングを選択する理由については、61.8%が「試着、試用、試食ができるから」、54.0%が「質を確かめることができるから」、44.8%が「ストレス解消にぶらぶらしたり、時間つぶしをしたりするのにぴったりだから」と答えた。
51.4%「オフラインショッピングをよくする」
劉子慧さんは昨年、大学院を卒業後、深センで就職した。週末になると、自宅でゴロゴロしてドラマを見たり、ゲームをしたりして過ごしている。しかし、最近は、ショッピングモールをぶらぶらすると、ストレス解消にすごくいいことに気付いたといい、「一番はリラックスできるから。ぶらぶらしながら遊んだり、面白いものを見付けたら、試してみることができる。一番楽しいのはぶらぶらする過程」と話す。
調査では、オフラインショッピングに関して、回答者の51.4%が「よくする」、47.4%が「時々する」と答えた。一方、「ほとんどしない」との回答は1.2%にとどまった。インタラクティブ分析により、「よくする」という回答が最も多かったのは90後(1990年代生まれ)の回答者で、54.7%だった。以下、80後(80年代生まれ)の52.9%が続き、最も少なかったのは、00後(2000年以降生まれ)で、38.7%だった。
オフラインショッピングでは、どんな商品をよく購入するのだろう?南京市の青年・李峰さんは、「一番良く買うのは食品。生産日や賞味期限などを実際に見ることができるのがその理由。問題が起きて修理が必要な時に便利なため、電子機器もオフラインで購入する」と話す。
重慶の呉念念さんは、「家具や家電など、値段が高いものは、自分の目で見てみたいので、オフラインで購入する」と話す。
61.8%「オフラインなら試着、試用、試食ができる」
劉さんは、「化粧品やスキンケア商品、香水といった商品を買う前に、オフラインの売り場に行って、試用してみる。直観的に商品の特徴を見ることができるし、自分に合っているかも知ることができる。買いたいと思ったら。サンプルももらえるし、サービスが充実している」と話す。
調査では、オフラインショッピングを選択する理由については、61.8%が「試着、試用、試食ができるから」、54.0%が「質を確かめることができるから」、44.8%が「ストレス解消にぶらぶらしたり、時間つぶしをしたりするのにぴったりだから」と答えた
李さんは普段、家族とのコミュニケーションを兼ねて、一緒に家の近くのショッピングモールに行くといい、「ずっと家にいたら、それぞれが自分のしたいことをして、会話も少なくなってしまう。ショッピングモールやスーパーマーケットをうろうろしている過程がとても有意義」と話す。
劉さんは、「オフラインの別の魅力は、サービスが良く、人間味があること。何か買いたいと思っても、特に具体的なものは思い浮かばない時、オンラインショップなら、あきらめるだろう。でも、オフラインなら、店員が選んだり、推薦したりしてくれ、参考の助けにとてもなる。手間も省け、とても気楽だし。単に商品を購入するというだけでなく、サービスを買ったと感じ、おもてなしをしてもらった気分になる」と話す。
オフラインショッピングを選択する他の理由には、「宅配便が来るのを待たなくていい」(52.0%)や「品揃えがいい」(47.1%)、「質の高いサービスを楽しむことができる」(37.6%)、「決済が安全」(17.7%)、「景品が付いてる商品が多い」(13.0%)などがあった。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月21日