中国、上半期外貨市場の運営状況は全体として安定

中国、上半期外貨市場の運営状況は全体として安定。

タグ:外貨市場

発信時間:2021-07-24 17:23:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家外貨管理局の副局長兼報道官の王春英氏は23日に行われた国務院新聞弁公室の記者会見で、「今年上半期には、中国の外貨市場の運営状況は全体として安定し、人民元レートは双方向に変動し、合理的でバランスの取れた水準で基本的な安定を保った。外貨収支の取引はより活発になり、外貨市場の予想は安定し秩序を保った」と述べた。

王氏は、上半期の外貨収支の状況に見られた特徴として、以下の5点を挙げた。

(1)銀行の決済売買及び国境を越えた収支が黒字になった。上半期の銀行の外貨決済売買の黒字額は1356億ドル(1ドルは約110.5円)に上り、これは主に物品貿易項目での代金受け取りと決済が高い水準を保ったためで、中国国内経済は安定さの中で好転し、企業活動と生産活動の回復が秩序よく推進された。

(2)外貨購入率が全体的に安定し、企業の国境を越えた資金調達が安定さの中で増加した。上半期には、外貨購入の意欲を推し量る指標の外貨購入率が64%となり、2020年下半期より0.7ポイント低下したが、全体としては安定を保った。外貨建ての資金調達を見ると、今年6月末現在、中国企業などのマーケットエンティティの中国国内の外貨建て貸出残高は20年末比377億ドル増加した。

外貨決済売買が安定さの中で増加し、企業の外貨建て預金が増加した。外貨建て決済の意欲を推し量る外貨建て決済率は67%で、20年下半期より2.0ポイント上昇した。今年6月末現在、企業などのマーケットエンティティの中国国内にある外貨建て預金残高は20年末比658億ドル増加した。

(4)為替デリバティブの取引規模が拡大し、企業のリスクニュートラルの意識が強まった。上半期に企業が先物やオプションなどのデリバティブを利用する際の為替レートのリスクマネジメントの規模が前年同期比94%拡大し、企業のレートのリスク回避の意識が強まり、レート変動への適応力が高まり、リスクニュートラルの意識が向上した。

(5)外貨準備残高が基本的に安定した。今年6月末現在、中国の外貨準備残高は3兆2140億ドルで、前年末の水準とほぼ横ばいだった。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年7月24日


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