新型コロナウイルスの感染症流行後、中欧班列(鄭州)は中国と欧州の間に防疫物資輸送のグリーンルートを築いた。2020年4月だけで中欧班列(鄭州)は中央アジアと欧州へ35回にわたり計144トンに上る防疫物資を運んだ。
中欧班列(鄭州)は2016年以降、欧州、中央アジア、日韓などの業務ネットワークをベースに「直接調達、直送、直売」を通じて「一帯一路」沿線国の企業と提携を結ぶことで、オンラインとオフラインの販売ネットワークを同時に発展
させ、国内の販売ネットワークは31カ所の省・自治区・直轄市に広がっている。
ドイツの牛乳、ベルギーのチョコレート、フランスの赤ワインなどが、内陸にも関わらず専門マーケットの「鄭欧商城」に入荷され、河南人の日常消費品となった。
康岩氏は、中欧班列(鄭州)が「輸送貿易一体化」戦略を進め、沿海から内陸へと向かう従来の輸入品販売ルートを変え、輸送と貿易が相互発展する良い形を作り、物流ターミナルから産業センターへの転換を促進したとしている。
世界的に海上輸送が停滞する中、安全で効率的な中欧班列の強みが発揮されている。今年上半期の中欧班列(鄭州)の運行本数は前年同期比71%増の751本だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月8日