中国と南米間で幅広い分野にわたって協力が拡大する中で、「一帯一路」構想は多くの南米諸国を魅了し、中国と南米間の協力にとって重要な場となっており、各方ともさらに協力を深めていくことに期待している。

　元駐中国チリ大使で、ボストン大学パルディーグローバルスタディーズスクールのジョルジ・ハイネ教授はこのほど寄稿文の中で、中国の「一帯一路」構想は南米地域の発展ニーズに合致していると評価。インフラ整備や通信ネットワークの相互接続の構築が地域の競争力強化に役立っていると語った。

　コロンビアのオロスコ運輸相はこのほど、第7回中国・南米・カリブ海諸国インフラ協力フォーラムに参加した際、特に、相互接続の構築が同国の雇用創出と貧困削減に果たした重要な役割に言及し、中国とのインフラ協力をさらに強化し、さまざまな分野で交流を深めていきたいと語った。

　彭氏は、南米とカリブ海地域は中国にとって最も有望な請負工事の契約先であり、「一帯一路」の国際協力を進める上で重要な参加者であるとの見方を示した。インフラ整備は、新型コロナウイルス感染症の終息後にグリーン経済の回復を促進し、中国と南米の実際的な協力関係をより深く、より実践的なものにする上で、重要な意味を持つと語った。新型コロナの感染が拡大する中、中国・南米の経済貿易協力は強い回復力と活力を示し、急成長の段階に入っている。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年8月8日