その一方で、融通の加速に大きな余地が残されている。高品質商品の双方向流通は、大陸部と港澳市場の双方向の接近だ。大陸部の全産業チェーンで展開する港澳企業があれば、大湾区に根ざしより広大な世界市場に進出する大陸部企業もある。物流、マーケティング、ECなどより多くの資源がここでつながり、経済や文化などの融合が深まり、粤港澳一体化のペースを上げている。

　フェスはすでに閉幕したが、粤港澳の深い融合の道はまだ続き、大湾区発展のボーナスは持続的に引き出される。大陸部と港澳市場の間の容量、幅とレベル、制度の差、多様性と相互補完により、大湾区企業には大きな発展空間があり、十分な力を確保している。大湾区、全国、さらには世界の消費者の選択肢をより多様にし、その自信をより深めている。

　「横琴粤澳深度合作区建設全体構想」「前海深港現代型サービス業協力における改革開放の全面的深化構想」の発表に伴い、粤港澳一体化は新たな段階に進んだ。川上・川下、生産・供給・販売、国内外貿易がより効果的につながり、消費市場の循環もより円滑になる。粤港澳大湾区は「世界の工場」を基礎とし、「世界の消費センター」の一つに躍進することだろう。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年9月25日