11月5日は長江デルタ一体化発展の国家戦略格上げ3周年だ。

　国家発展改革委員会の叢亮副主任は、国務院新聞弁公室が4日開いた会見で、「長江デルタ一体化発展の国家戦略格上げから3年に渡り、多くの成果が得られた」と述べた。

　叢氏は、「長江デルタの革新能力の建設の強化が続き、科学技術革新共同体の建設が着実に進み、革新チェーン・産業チェーンが統一的に配置され融合しつつ発展し、資源集約利用水準及び全体的な経済効率が大幅に上昇している。新経済、新業態、新モデルが次々と登場し、世界的な資源配置及び競争の能力がさらに強化され、科学技術革新をけん引とする現代化産業体制をほぼ完成させた」と述べた。

　データによると、長江デルタのGDPが全国に占める割合は2018年の24.1％から今年第1−3四半期の24.5％に上昇し、力強い成長の顕著な特徴を示している。長江デルタの全国に対する経済的な影響力とけん引力の強化が続き、全国の経済に対する寄与度が持続的に向上している。

　長江デルタ一体化発展には資本市場のサポートが不可欠だ。東方財富Choiceデータの統計によると、長江デルタの4日現在のA株上場企業数は1646社で、IPOによる資金調達額は計1兆2200億元。うち3年間で457社が上場し、IPOにより計3948億7400万元の資金を調達。ボード別に見ると、3年間で160社が科創板に上場し、IPOにより計1674億8600万元の資金を調達した。

　巨豊投顧の投資コンサルティング責任者の郭一鳴氏は、「長江デルタ一体化が国家戦略に格上げされてから、制度革新や発展の結果の面で良い成績を収めた。全国の一体化発展に向けけん引力と模範効果を発揮した。長江デルタは産業政策のサポートが強く、より多くのテック企業が科創板で上場している。これは科学技術革新の原動力を効果的に拡大し、長江デルタの一体化発展をさらに促進する」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年11月5日