中国の実行ベース外資導入額は昨年、初めて1兆元を突破した。今年はより複雑で変化の激しい国内外の情勢下、外資系企業の中国における経営の自信をさらに深めることが極めて重要だ。
商会の報告書によると、多くの在中国外資系企業も感染症の影響のさらなる緩和、ランニングコストの削減、ビジネス環境の持続的な改善に期待感を示している。
仏製薬大手サノフィの大中華区責任者である張和平氏は、「今年の政府活動報告は、投資の自信を揺るぎなくした。中国は確固不動の姿勢で高水準対外開放を実施し、イノベーション駆動型の高品質発展を堅持し、ビジネス環境の最適化にさらに取り組み、外資系企業の中国における長期的な経営に幅広い場を提供した」と述べた。
アーンスト・アンド・ヤング華中区主管パートナーの周優妹氏は、「より複雑で厳しい外部環境のもと、中国による新たな発展構造の構築がより差し迫っている。当社はチャンスをつかみ、一帯一路の共同建設に積極的に貢献し、自由貿易試験区及び自由貿易港の建設計画、外資ビジネス環境最適化などにより多くの専門的なサービスを提供する。中国企業の海外進出と外資・貿易のより良い発展を後押しする」と述べた。
KPMG中国チーフエコノミストの康勇氏は、「対中投資は今年、高い数値を維持する。これは中国が持続的に好転するファンダメンタルズと、市場規模、裾野産業、インフラ、ビジネス環境などの面の総合的な競争力を持つためだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月11日