中国銀行業協会(CBA)とプライスウォーターハウスクーパースはこのほど共同で、「中国銀行家調査報告(2021)」を発表した。中国銀行業の各種機関の銀行家1794人に対してアンケート調査を行った。
調査によると、中国銀行業の今後5年間の発展見通しについて、銀行家はおしなべて楽観的な見方を維持している。銀行家の約40%が「これから5年間の銀行業の営業収益および純利益の増加率は5-10%を保つだろう」との見方を示した。また90%近くが「これから5年間の銀行業は全体として不良債権率が2%を下回るだろう」とした。
第14次五カ年計画(2021-25年)期間における銀行業の発展重点についてたずねると、上位3位には金融包摂、フィンテック、グリーン金融が並んだ。
銀行業が次の段階に重点的に発展させたいの顧客のタイプについてたずねると、「小規模・零細企業」が79.9%に上り、引き続き銀行家が最も注目する顧客になった。次は富裕層、中規模企業だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年3月12日